昔から、自分の両親に借金をするな、もしお金が必要になったら親から無利子で貸してやるから、と言われ続けていました。
そのつもりで、なるべくお金に困らないよう、堅実にやって来たつもりです。実際に弟も、車を買う時には親から借りて、コツコツと返済したそうですし。
そんなわたしが多額のお金を親から借りることになろうとは…
きっかけは自分のせいじゃなく、元夫の借金でした。
30代半ば、子どももまだ小さくてお金がかかる時、5年に渡る消費者金融からの借金があることが判明しました。目の前が真っ暗になりました。その後、特定調停で法定利息にして、110万程度に減額しました。
家の貯金で返そうと思えば返せなくない金額でしたが、なんだか釈然としませんでしたし、少ない貯蓄が目減りしても困ったので、夫の両親に相談することにしました。夫はわたしの両親にも相談していましたが、断られていました。
夫の両親はさすがに、自分の息子の借金だったので、悪いと思う気持ちもあったのでしょう、すんなり貸してくれ、返済もいつでもいいと言われました。
それでも、毎月の生活費から食費や交際費、娯楽費などを倹約し、毎月2〜3万円ずつ返済していきました。
遠隔地でしたが、地方銀行のインターネット支店を使って振り込みました。コツコツ返すことが大事だと思ったし、あまり長い間恩は受けたくないと思って。夫の両親には、そこまでしなくていいと言われました。
でも結局、別の問題で離婚。
半額ぐらい返済していましたが、離婚時にの財産分与では全額夫側の借金として計上し、認められました。一方的な借金は配偶者は抱えなくていいから、配偶者に内緒で借金している人は要注意ですよ。