» お金に困った時の話のブログ記事

今から思えば、今までに一番お金に困った経験は、20代の終わりころ会社を辞めた時から数カ月だったと思います。

実家へ帰って実家の家業を継ぐ予定の日々

実家へ帰って実家の家業を継ぐ予定でした。

が、もうあまり長い休暇を取れないと思い3ヶ月くらいなにもしなかったのです。

まだ若かったころの一人暮らしだったので、ほとんど貯金は持っておらず。

退職金も支給されるまでは、時間がかなりありました。

その時はお金が大変だなあ、と漠然とは思っていましがた、若いせいかあまり悲壮感はなかったのです。

節約して暮らしていましたら、競馬で大穴

基本的に節約して暮らしていました。

が、その時に実はギャンブルで少しまとまったお金が偶然入って重宝しました。

もしそれがなかったら、実家から少し融通してもらうつもりでした。

具体的には、中央競馬で大穴の馬券が当たってそれを使っていました。

それまでは辞めた会社の最後の給料で過ごしていました。

馬券が当たったのは20万円

馬券が当たったのは20万円くらい。

それで引越しの代金や当座の生活費に充てていました。

そして当然ながらギャンブルで買ったお金なので返済はなし。

それまでに実家から借りていたお金は、そのまま返さずに終わってしまいました。

お金に困ってもラッキーな感じでなんとかなった

私の場合はすごくラッキーな感じでなんとかなりました。

が、今から思えば大変であったはずの時期もあまり悲壮感はなかったです。

やはり若くて、特に体に異常がなくいつでも働ける自信があったからよかったと思います。

おそらく精神的にプレッシャーがかかってくると、なにをしても失敗しがちになると思います。

なので、なるべくなんとかなるさの精神で過ごすことが、その後の行動にも結果的にはよく出ると思います。

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私が最もお金に困ったのは、東京に引っ越して来て2年経った30歳の時です。

翌月にはまとまったお金が入る予定だったし、貯金もある程度あったので、車を買いました。

不動産の更新料が20万円

ところがその直後、不動産会社から契約更新の案内が届き、更新料が20万円以上かかると知りました。

更新時期も迫っていて、2週間ほどしか間がなく、しょうがなく払ったところ、貯金は底を着きました。

食事などは家にあったもので何とかしのげるのですが、財布の中は小銭だけになってしまいました。

給料日まで5日。

お札がないのはすごく不安でした。

追い打ちのように電気料金の支払いが

家に帰ってポストを確認したら、電気の検針票が入っていました。

口座には数千円残していたのですが、3千円ほど不足。

次の電気料金の引き落としまでにお金を入れないと駄目だと分かりました。

しょうがないので会社が休みの土日にバイトをしようと、派遣会社に登録し、仕事の紹介を待ちました。

やっと紹介された仕事は、電車で一時間もかかる場所

事務仕事が良かったのですが、贅沢も言っていられません。

とてもあせって、一刻も早くお金を作りたいと言う気持ちでした。

何でもやりますと言い、やっと紹介された仕事は、住んでいる場所から電車で一時間もかかる場所でした。

財布に残った小銭から電車賃を払い、バイト先の最寄の駅に着いたのですが、そこから更にバスで移動すると言われました。

バス代を払い、現場に着き、バイトを終えて帰るときには、財布には電車賃分しかありませんでした。

しかたないので、現場から駅まで3時間徒歩で帰りました。

7千円のバイト代をその日のうちにもらえ、翌日に口座に入れたました。

特にお金を借りることなく済んだので、返済などは必要ありませんでした。

ぎりぎりになる前にバイトを

現在、お金に困っている人は、ぎりぎりになる前にバイトでも何でもして少しでもお金を作った方がいいと思います。

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私は三十代の頃、過労で倒れて一週間、入院したことがありました。

都立の総合病院だったのですが、入院の際には前金を納めなければなりませんでした。

その金額は十万円。

あいにく金が無く、困ってしまいました。

当時の状況

その当時は私は既に結婚。

家内と幼児の長男、乳児の二男の四人暮らし。

蓄えもありませんでした。

当初は手持ちのお金をかき集めれば、十万円は何とかなると思ったのです・・・。

本当に全然ありませんでした。

たった十万円の金さえ持っていないなんて・・・。

自分たちはなんて情けない夫婦なんだと自己嫌悪の思いが湧き起こってきました。

が、しかし、クヨクヨしている暇はありませんでした。

十万円は素早く用意しなければなりません。

そこで頼りにしたのが、私と家内の友人たちでした。

友達に借金をお願い

家内は近場にいる友人たちに連絡して、事情を説明しました。

金が無い事実を、皆に曝け出すことは恥ずかしかったのですが、背に腹は代えられません。

皆、私の突然の入院に心配し、快くお金を貸してくれました。

結局、二人のかたに五万円ずつ借りて、あっという間に十万円は病院に納めることができました。

遠くの親戚よりも近くの他人

昔から、遠くの親戚よりも近くの他人、と言いますが、それは本当のことだと思います。

人生、何が起こるか分かりません。

なので、様々な意味合いにおいて、友だち付き合いというものは日頃から大切にしておくべきです。

突然の入院を通して、私はそれを痛感しました。

十万円は次の給料日にすぐに返済

十万円は次の給料日にすぐに返済しました。

しかし、心配した仲間たちが見舞金をくれたので、生活には困りませんでした。

お金に困る時は誰にでもあると思います。

が、そんな時、助け合うことができる仲間がいることは何よりです。

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